口ごたえするんだわ!!

「この子たちね!自転車、倒してるのに口ごたえするんだわ!!」ご近所の方がイライラした様子でいらっしゃいました。自由とルールを破ることは違う!とも。

木と花の大ぼうけんの近くには、広い公園があって、町内会長さんにお話しして、はじっこに子どもたちの自転車を停めさせてもらっています。その自転車の停め方がよくなかった、というお話しです。

子どもたちは口々に「オレたちは自転車倒してなんかない!!」「オレたちが見たときはすでに自転車が倒れてて、びっくりしてたら、いきなり怒鳴られたんだよ!?」「ひどいよ!」と、興奮状態。

「あなたたち、倒してたでしょ!!」と、怒鳴るご近所さん。「いや、倒してない!!!」と、叫ぶ子どもたち。押し問答に…

今、倒れてるのかい?と、聞くと全員が「倒れてる」と。子どもたちは、直そうとして持ち上げてた、とも。じゃあ行こう!と、私も一緒に倒れた自転車を直しに向かいました。

公園に向かう途中、一緒についてきてくださったご近所さんに、「子どもたちは、怒られたと思ったみたいです」と伝えると、「いやいや、怒ったわけじゃないんだけどね。みんなが使う公園だから、通りやすく、自転車も倒れないようにして欲しいだけだよ」って。

公園の入り口をふさぐように、自転車が4台倒れていました。子どもたちは、倒れた自転車を起こし、倒れないように直しながら、「オレたちは、倒れてる自転車を見て、びっくりしてただけなのに、いきなり怒鳴られたんだ」と、理不尽そうにうつむきます。

ご近所さんは、子どもたちが自転車を整列させる様子を見ながら、「そうそう。そうしてくれたらよかったんだよ」って。

つい怒鳴ってしまったあと、ちゃんと認めてくれたご近所さんと、理不尽な出来事に、しっかり立ち向かった子どもたちに、なんだか胸が熱くなったうっちょんでした。私も、自転車が倒れたり、入り口をふさいでいないか、気をつけますね。

7/10(日)の一コマでした。

NPO法人木と風の香り

地域の遊び場&子ども食堂 ~愛される子ども時代を~